【カリフォルニア州 ヘイト・アシュベリー】虚栄心と現実に挟まれた女性の悲劇

ヒッピー文化発祥とゲイカルチャーの中心地!

文化の聖地にセレブがやって来る【ブルージャスミン】の印象的なシーン。

サンフランシスコを代表するヘイトアシュベリーを歩くジャスミンの姿。
セレブとして人生を謳歌していた彼女が庶民的な街並みを歩いて行く。

最初はセレブとして歩き、次はプライドを崩され歯科の受付として歩き、最後はすべてを失ってさまよう女性として歩く姿はとても印象的です。

映画レビュー 【ブルージャスミン】

アカデミー賞では主演女優賞を受賞し、助演女優賞と脚本賞にノミネート。
多くの作品を製作したウディ・アレン監督らしい女性主人公の悲喜劇。

主人公のジャスミンはニューヨークで暮らすセレブであり、完璧主義者と自称するが、実は虚栄心の固まりで、周りからチヤホヤされる恵まれた環境で裕福な生活を送っていた。
夫のハルは実業家であり紳士でもあって、ジャスミンは心底彼に惚れている一方で、彼の仕事については目をつむっていた。

心底惚れてしまっているハルの浮気を知って問い詰めた時にジャスミンの人生は一変してしまうのです。
ハルは実業家ではなく、人の金をだまし取る詐欺師が本当の正体だと発覚し、彼は逮捕されジャスミンはすべてを失うのです。
彼女は薄々気づいていたが、見て見ぬフリをして、とにかくセレブな生活に溺れるだけ。
それは現実から逃避するような感じでしょう。
その心情こそが、彼女が最も恐れている本当の自分に向かい合う事から逃げていたのでしょう。

失意の中でジャスミンはサンフランシスコにいる妹ジンジャーの家で居候して再起を図る。
だが、ゼイタクな暮らしに慣れていたジャスミンは妹の庶民的な暮らしに馴染めず、更にその婚約者を「負け犬」呼ばわりするほど合わなかった。

それでもジャスミンは再びセレブに戻るべく理想の相手を見つけます。
そこで彼女の虚栄心が働いてウソにウソを重ね、最後にはバレてしまい、またもすべてを失う。

本作はとにかく、ジャスミンを演じたケイト・ブランシェットが素晴らしい。
美しい容姿を持ち、セレブとして違和感ないケイト・ブランシェットだが、そこから転落してく様子が面白く描かれ、演じている彼女がみせる様々な表情は見逃せません。

場所の概要【Haight&Ashbury:ヘイト&アシュベリー】

本作に登場した「ヘイトアシュベリー」は60年代のヒッピー文化の発祥として知られ、70年代にはゲイカルチャーの中心地にもなっています。
数多くのカフェや飲食店があって、ヒッピー文化の特徴でもある古着を扱った服屋、音楽に至って大量の在庫を持つレコード店もあります。
見所の多い観光地としても有名です。

 

 

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