【ユタ州 ザイオン国立公園】大自然で繰り広げる男の因縁の戦い

ユタ州の大自然には多くの観光スポットがある!

飽きさせない疾走感の【ブロークン・アロー】の印象的なシーン。

広大なザイオン国立公園で展開されるアクションは見応え充分。
特に主人公が降り立つ夜明けのザイオン国立公園の水平線から差す太陽光。
大自然の中で展開される主人公とヒロインのアクションを交えた出会いは面白いです。

映画レビュー【ブロークン・アロー】

香港を代表するアクション映画監督のジョン・ウー。 ハリウッドに進出して2作目の作品となります。

ジョン・ウー監督はノワール系アクション映画で一躍有名となり、彼の表現する独特なアクションシーンは「ジョン・ウー・アクション」と呼ばれる。

ハリウッドに進出してもジョン・ウー・アクションは色褪せる事ないが、本作は少しばかり控え目になっています。

その代わり、疾走感により最後まで魅せる早いテンポと派手なアクション、それに上手い構成と最後まで楽しめる。

主人公のヘイル大尉(演:クリスチャン・スレーター)は頼りになる。
冒頭では彼の欠点を指摘されるが、本作を通じて克服していく成長物語でもあります。
強烈なインパクトのある悪役と大活躍するヒロインで見せ場を取られている部分があるけど、それでも最後はきちんと主人公らしく立ち回っています。

悪役となるディーキンス少佐(演:ジョン・トラボルタ)はノビノビと演じている。
やはり、ジョン・トラボルタの冷静であるが、狂っている悪役は非常に魅力的です。
それまでは良き上官として振る舞うが、悪役にスイッチする時の危ない目つき、冷静だがイライラしている危なっかしい姿など、本作では一際目立っていました。

更に公園監視員であるテリー(演:サマンサ・マシス)は巻き込まれます。
ヒロインという立場で登場するが、予想以上の活躍をしています。
主人公顔負けのアクションを展開していき、守られるヒロインとは違う活躍は意外性を持ちながらもしっかりと盛り上げ役として貢献しています。

本作では「ジョン・ウー・アクション」が控え目であるが、ちゃんと楽しませるド派手なアクションが用意され、主人公、悪役、ヒロインがそれぞれ役割以上の活躍しています。

場所の概要【Zion National Park:ザイオン国立公園】

舞台となったザイオン国立公園はユタ州に位置し、南はスプリングデール、東はマウント・カーメル・ジャンクションに接し、ラスベガスから車で約3時間程度です。
大きな特徴として長さ24㎞、深さ800mのザイオン渓谷で、ノース・フォーク・ヴァージン川によって赤く日に焼けたナボホ・サンドストーン(砂岩)が浸食されたモノである。
国立公園には6階建てのビルに匹敵する巨大スクリーンを持つ「ザイオン・キャニオン・シネマックス劇場」、ハイキングコース「キャニオンオールバック」と「リバ-サイド・ウォーク」があります。

 

 

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