【ポーランド ワルシャワ】遠い国にいる友人の為に戦う男

再現された街並みは静かな美しさを持つ!

友情の為に男は一人で戦う【ICHIGEKI/一撃】の印象的なシーン。

国際的な人身売買をしている組織が本拠地を置く建物。
メインホールは白一色で孤児院から連れ出された少女たちがいる。
そこへ主人公のウィリアムが友情を育んだイレーナを助け出す為に乗り込む場面は印象的と言えるでしょう。

映画レビュー【ICHIGEKI/一撃】

スティーヴン・セガールはB級アクション映画に多く出演し、カルト的な人気を博しています。

彼の代表的な『沈黙シリーズ』があるけど、近年は漢字二文字をタイトルにした作品に多く出演しています。

本作では政府機関のエージェントとして働いていたが、ある事故をきっかけにカナダの山中で隠遁生活を送っていた。

過去と訣別し、孤独な生活を送っていたウィリアムはボランティア機関を通じて、一人の少女と知り合う事になります。

彼女はワルシャワの孤児院にいるイレーナ(演:アイダ・ノヴァクスカ)で、ウィリアムとは文通をして友情を育み、更に彼から様々な暗号を教えられる。

しかし、イレーナは国際的な人身売買組織に奪われ、ウィリアムは彼女を取り戻そうと一人、ワルシャワへと向かう。

主人公のウィリアム・ランシングを演じるスティーヴン・セガールは相変わらず圧倒的な戦闘能力を魅せてくれています。

代名詞とも言える合気道を中心に剣術なんかも魅せてくれます。

ヒロインのイレーナを演じたアイダ・ノヴァクスカは実に聡明で、人身売買組織のボスであるファイザル(演:マット・シュルツ)に一目を置かれるだけの説得力があった。

悪役となるファイザルを演じたマット・シュルツは存在感があって、イレーナとウィリアムを追い詰めるという役をこなしています。

本作最大の見せ場となるクライマックスでの対決は静かながらも、お互いに譲らない意志のぶつけ合いが印象的です。

なんと言っても、タイトルが示す「一撃」が決まった瞬間の余韻は日本武道に通じる。

それこそがスティーヴン・セガールという人物のアイデンティティとも言えるでしょう。

場所の概要【Warszawa:ワルシャワ】

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ワルシャワはポーランドの首都で最大の都市で、政治、経済、交通の要衝となっています。
第2次世界大戦後、戦火で荒廃した旧市街を「レンガのヒビに至るまで」復元して街並みを回復し、1980年には「ワルシャワ歴史地区」として世界遺産に登録されています。
劇中のクライマックスで主人公のウィリアムと悪役のファイザルが死闘を繰り広げるワルシャワ工科大学のメインホールは非常に美しく、両者の対決に相応しい場所となっています。

 

 

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