【グリーンランド】男の妄想はやがて現実を凌駕する

世界最大の島は絶景に満ちている!

デスクワークの男に人生の転機が訪れる【LIFE!】の印象的なシーン。

それまでデスクワークで冴えない男だったウォルターが、雑誌最後の表紙を飾る写真を探すべく行動を起こしてやって来たグリーンランドのヌーク。
そこにはたった8人しかいないが、世界一の島は過酷な環境で写真のネガを取りに行ったウォルターの行動力が光ります。

映画レビュー【LIFE!】

本作はジェームズ・サーバーの短編小説を原作とするダニー・ケイ主演の『虹を掴む男』のリメイクとなっています。

1936年に創刊された雑誌の『LIFE』は写真を中心にアメリカの思想、政治、外交を世界に伝える媒体でした。
しかし、テレビが普及し始めた事で衰退し、現在では会社自体は消滅しています。

ただ、多くの映画やドラマで『LIFE』を知る人は多いほど有名な雑誌だと言えます。
主人公は雑誌の心臓部とも言える写真管理部として地道に働いていました。
だけど、時代の煽りを受けて雑誌は吸収合併され、多くの社員はリストラされていまいます。

主人公のウォルター(演:ベン・スティラー)も過去の産物としてリストラされるが、雑誌の最終号には彼が持っているはずのネガが必要となった。

ウォルターはいつも妄想の中で生きていたが、ネガを探す事になって彼の人生は大きく変わっていきます。
彼の妄想はやがて現実を越えるほどの大冒険をしていくのが本作の肝となります。

その中でウォルターが片思いである同僚のシェリル(演:クリステン・ウィグ)、彼を信頼する写真家で冒険家のショーン(演:ショーン・ペン)、それに母親のエドナ(演:シャーリー・マクレーン)や妹のオデッサ(キャスリン・ハーン)も支えてくれている。

それまで行動しなかった男が行動した事で世界が大きく変わり、彼自身も妄想の中にしかなかったヒーロー像を実際に実現していく様子が素晴らしいと言えます。

本作ではウォルターは16年勤めた会社をクビされるが、それは彼にとって次なるステージの第一歩となった物語と言えるでしょう。

場所の概要【Nuuk:ヌーク】

ヌークはデンマーク領グリーンランドにおける最大の都市であり、1979年に発足された同島の自治政府がある首都となっています。
正式名称がカラーリット語の「ヌーク」ですが、デンマーク人にとって「ゴットホープ」という名称で知られています。
ヌークはグリーンランドの南西海岸のデービス海峡から10㎞、北極圏の南端から240㎞に位置しています。
ヌークからはホエールウォッチング、犬ぞりが体験でき、空から眺める氷河や大自然は圧巻の一言となります。

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