【イラン テヘラン】イスラム社会で自由を求める若者の物語

ペルシャ帝国から続く歴史の長い古代の街!

イスラム社会で燻る若者たち【ペルシャ猫を誰も知らない】の印象的なシーン。

主人公の二人がテヘラン市内でバンド活動をしている同志を尋ね、その度に流れる彼らの音楽をバックに都会の様子を映し出すシーン。
厳格なイスラム社会の中で自分たちの自由を求める若者たちが歌うヘビーメタルを背景に、テヘランの都会を映し出すギャップが強烈なインパクトを生んでいます。

映画レビュー【ペルシャ猫を誰も知らない】

第10回東京フィルメックス審査委員特別賞を受賞。
第62回カンヌ国際映画祭ある視点部門特別賞を受賞。

監督はバフマン・ゴバディで初長編作の『酔っぱらった馬の時間』では、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人映画賞)と、国際批評家連盟賞をダブル受賞しています。

まず、イランはイスラム社会である為、西洋文化の流入を厳しく制限しています。
イランにミュージシャンは存在していますが、すべては国の検閲を受けて合格した作品だけがCD発売を許されます。

音楽にはロック、フォーク、リズム&ブルース、ヘビーメタル、ラップがあって、イランのミュージシャンは歌う事が許されない。それでも、逮捕覚悟でアルバムを発表するミュージシャンもいます。

そんな本作では主人公となるネガル(演:ネガル・シャガギ)と恋人のアシュカン(演:アシュカン・クーシャンネジャード)はミュージシャン。
二人ともインディー・ロックを愛するが、演奏許可が下りないテヘランを離れ、ロンドンでの公演を夢見ていた。

驚くのは閉鎖的なイスラム社会の中で流れる様々なジャンルの音楽。
それが英語だったり、ペルシャ語だったりと豊かな音楽センスが随所に見られるところ。

主演の二人は実際のミュージシャンで両者が体験した出来事を再現しているが、日本は自由な音楽が当たり前だけに、その違った文化を垣間見る作品だと言えます。

そして、クライマックスは予想もできない結末を迎える。
日本は本当に自由な国です。好きな事ができる国。
本作の若者たちはリスクがあっても音楽を求めている。
束縛する事は人間本来の生き方を否定している。そんなメッセージが感じられる作品です。

場所の概要【Tehran:テヘラン】

テヘランはイランの首都で、イラン高原の北西部、1200メートルの地点に位置する。
北にはアルボルズ山脈、南には中央砂漠が広がっています。
テヘランはイランの文化的中心地として知られ、多数の博物館、美術館、宮殿、文化センター、高等教育機関を擁しています。
主な住民はペルシャ人が占め、他にアゼルバイジャン人、アルメニア人、ユダヤ人もいます。
98%の住民はペルシャ語を話しています。
宗教的な中心地でもあり、モスクのみならず、キリスト教の教会やユダヤ教のシナゴーグも点在している。大多数はシーア派イスラム教徒です。 イランは正式に「イラン・イスラム共和国」であり、この事から国はイスラム社会。
その為、旅行者であっても女性は体を隠すスカーフやロングコートの着用が義務づけられています。
更に深刻な麻薬問題もありますので、そう言った勧誘には気をつけて下さい。

 

 

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