【スイス ツェルマット】孤独だった男に舞い降りた中年の天使

魔の山は多くの登山家を引きつける観光地!

孤独に生きる男が出会う謎の中年男との物語【孤独のススメ】の印象的なシーン。

クライマックスで主人公のフレッドと、言葉や過去を語らないテオがやって来たツェルマットからの山間から見えるマッターホルン。
雄大な景色の中で色のない日々から色彩豊かな日々へと変化した主人公のフレッドと、それを与えたテオが見るマッターホルンは荘厳かつ圧倒的な背景となっています。

映画レビュー【孤独のススメ】

ロッテルダム国際映画祭観客賞、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭最優秀作品賞、モスクワ国際映画祭観客賞を受賞した話題作。

監督を務めるディーデリク・エピンゲはオランダで俳優として活躍し、本作が長編映画の監督デビュー作となっています。

オランダ映画というのは決して国際的な作品は多くないが、本作は話題を呼びました。

主人公のフレッド(演:トン・カス)は敬虔なキリスト教徒で、規則正しい生活を送っていた。
決して笑う事はなく、他人とは必要最低限の関係性しか築いていない。
その原因となったのは最愛の妻を事故で亡くした日から。
天使の声を持つ息子も家から追い出してしまい、広い家の中でたった一人単調な毎日を過ごしていました。

そこに現れたのがテオ(演:ルネ・ファント・ホフ)という中年男。
彼はほとんど口が利けず、当然のように素性が分からない。 しかし、孤独なフレッドにとって話しを聞く相手となり、なぜか放っておけない存在となっていた。

厳格なキリスト教徒で毎日曜日は教会に行っていた彼だが、テオとの奇妙な共同生活で変化していきます。
それは凝り固まったフレッドの世界観を徐々に壊していき、彼が手放してしまった最愛の妻が残した忘れ形見の息子と仲直りする事になります。

どこか近寄りがたい雰囲気を放つフレッドと、何モノにも縛られない自由に生きるテオのやり取りは、なんだか穏やかな気持ちになれる。

親族でもなく、友人でもなく、ましてや恋人でもない二人の関係。 しかし、二人はどこか強い絆で結ばれている。
なぜかフレッドはテオに亡くなった妻を思い浮かべるが、その気持ちは分かってくる。

不思議な雰囲気に包まれた本作は穏やかな気持ちになれる作品です。

場所の概要【Zermatt:ツェルマット】

ツェルマットはスイスのヴァレー州のマッターホルン山麓にある基礎自治体。町はスイス最高峰の麓、標高1,620メートルのマッタータルの端に位置しています。
19世紀までは農村であったが、有名な登山家エドワード・ウィンバーがマッターホルンが世界で初登頂した時に発見されています。
それ以降、現在ではマッターホルン登頂の玄関口として多くの観光客が訪れる町になっています。
その為、町の半分以上がホテルやレストランが建ち並び、アパートの半数は休暇アパートとなっています。
更にゴルナーグラート鉄道からアクセスできるゴルナーグラートは、ゴルナー氷河とフィンデル氷河に挟まれ、モンテ・ローザ、リスカム、マッターホルン、ドム、ヴァイスホルンなどの山々を眺める事ができる。

 

 

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