【ベネズエラ カラカス】美しい街並みで繰り広げる過酷な現実

大自然と現代建築と彫刻が調和する観光地!

社会問題を表現した【ベネズエラ・サバイバル】の印象的なシーン。

ヒロインであるカルラが誘拐され、身代金の受け渡しの為、一時的に彼女が連れて行かれる廃墟と化したビル。
その直前に映し出されるカラカスの街並みは、高い高層ビルが並び、その奥には山々が連なっていて、本作における格差社会を物語っています。

映画レビュー【ベネズエラ・サバイバル】

ベネズエラのカラカスは観光地として有名だが、それ以上に治安の悪さが有名である。
本作はその点にスポットを絞って物語が構成されています。

物語の中心人物となる三人組のギャングはベネズエラが抱える問題を体現しています。
彼らは社会のはみ出し者で、成功者から奪う事でなんとか生きています。

当然ながらマトモな道を歩んでいない彼らは、品性も教養はないが、それでも必死に家族を養おうとできる事をしている。

一人は貧乏人である事を嘆き、一人は大事な子供の為に稼ぎ、一人は年老いた親の面倒をみる為に奪っている。

そのような社会となっているベネズエラを痛烈に訴えた三人組のギャングは問題を浮き彫りにしています。

そんなギャングの標的になってしまったカップル。

代々に渡って家が裕福なマルティン(演:ジャン=ポール・ルルー)はワガママで、自己中心的な人物だが、これはベネズエラにおける富裕層を示している人物です。

その一方で恋人であるカルラ(演:ミア・マエストロ)は公共診療所でボランティアとして働いているが、こちらもベネズエラが抱える問題を演出する人物になっている。

本作はギャングが悪いだけではなく、警察も信用できないという社会問題を提案していて、生きる為には強くならないといけないというメッセージが込められています。

場所の概要【Caracas:カラカス】

カラカスはベネズエラ・ボリバル共和国の首都で、南米有数の世界都市です。
ベネズエラの北部、カリブ海から山一つ越えた盆地に位置し、周辺の衛星都市を含めた大カラカス都市圏の人口は約620万人にのぼります。
カラカスの都市圏にあるリベルタドル市にベネズエラ中央大学のキャンパスを中心にした大学都市という地区があります。
現代建築と彫刻が調和しており、2000年には世界遺産に登録されています。
豊かな自然を持つ国立公園や多数の博物館、美術館があり、観光地としては絶好の場所です。
ただ、カラカスの治安は悪く、観光の際には最大限の注意が必要で、ペターレ地区は特に危険なので立ち入りはしないようにして下さい。

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