TSAロックはヨーロッパ旅行で必要?スーツケースの安全対策もあわせて解説

ヨーロッパ旅行でTSAロックは必用

旅行の必需品、「スーツケース」は、種類も大きさも仕様もさまざまです。

この記事では、特にヨーロッパ旅行を計画している人に向けて、

TSAロックのスーツケースが必要なのか、どんなスーツケースを選ぶと良いのか、

スーツケースにはどのような対策をしておくべきなのかを解説します。

楽しいヨーロッパ旅行にするために、ぜひ役立ててください。

ヨーロッパ旅行にTSAロックは必要か?

結論から述べると、ヨーロッパ旅行にTSAロックは必ずしも必要ありません。

しかし、トランジットがある場合は必要になるケースもあります。

なぜ、ヨーロッパ旅行では必要でないのか。

また、必要になってくるケースとはどんな場合なのか。

まずは、TSAロックについて解説します。

TSAロックとは

TSAロックとは、TSAから認証されているスーツケースの鍵システムです。

TSAとはアメリカ運輸保安局(Transportation Security Administration)の略で、

アメリカの出入国を管理している行政機関を指します。

tsa認証マーク

TSAマークのついた鍵は、すべてアメリカにあるトラベルセントリー社(Travel Sentry)が管理・運営しており、各スーツケースメーカーごとに指定されたパターンの鍵を使用する仕組みになっています。

スーツケースのTSAロック部分に、「TSA○○○」と表記されているのは特殊ツールの型式番号です。

解錠する際に、TSA職員がその型式番号にあった特殊ツールを使用することで解錠できます。

 

TSA職員が解錠した場合、NOTICE OF BAGGAGE INSPECTION(手荷物検査通知書)が

スーツケースの中に入れられ、スーツケースを開けられたことが持ち主にもわかるようになっています。

 

TSAロックはなぜ誕生したか

TSAロックの誕生は、2001年にアメリカで起きた同時多発テロ事件がきっかけとなりました。

民間機をハイジャックして利用するテロが起きたことで、

飛行機に搭乗する際のセキュリティチェックをより強化する必要に迫られたのです。

 

セキュリティの強化は世界各国で行われましたが、テロが発生したアメリカでは特に厳しくなりました。

まずTSAが設立され、アメリカの空港では、荷物検査においてスーツケースの施錠が禁止されました。

それにもかかわらず施錠したまま預けられるスーツケースが多く存在したため、

TSAが必要に応じて鍵を壊してでも中身を確認するようになりました。

 

このことから利用者から鍵の破損についての苦情が多くなり、

「TSA職員が特殊ツールで解錠できる」TSAロックが誕生しました。

 

TSAロックについてより詳しく知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。

 

ヨーロッパ旅行でTSAロックが必要でない理由

TSAロックはアメリカ運輸保安局の仕様であり、

アメリカ以外の空港ではTSAロックを解錠できる特殊ツールの用意がないのでヨーロッパ旅行では必ずしもTSAロックである必要はありません。

ですが、飛行機のトランジット(乗り継ぎ)でアメリカを経由する場合、

スーツケースを施錠する時はTSAロックが必要となりますので注意して下さい。

 

アメリカ経由で海外旅行に行くけれど、TSAロックのスーツケースを持っていないためスーツケースを施錠しないようにする、といった選択もありますが、

荷物の盗難などを考えればやはり危険と言えるでしょう。

後付けのTSAロック南京錠やTSAロック付きのスーツケースベルトでも施錠することはできます。

トラブルや犯罪に巻き込まれないための十分な抑止力になるのでお勧めします。

 

後付けTSA南京錠やTSAベルト

 

今回の旅行ではアメリカを経由しなくても、今後アメリカへの旅行やアメリカを経由する機会があるかもしれません。

これからスーツケースを購入する人は、TSAロックがついているスーツケースを選ぶ方がより望ましいでしょう。

 

ヨーロッパの空港ではスーツケースに鍵をかけるべき?

ヨーロッパの空港だけでなく、海外旅行の場合は常にスーツケースに鍵をかける方がトラブル防止になります。

鍵をかけないことによって起こり得るトラブルとあわせて解説していきます。

 

鍵はかけるべき

アメリカでは鍵をかけないように案内されていますが、

ヨーロッパの空港では預け荷物のチェックの際に、

鍵がかかっているスーツケースを無断で開けるようなことはしないからです。

むしろヨーロッパでは荷物や中身の盗難を心配をしなくてはいけないので鍵は絶対にかけるべきです。

 

鍵をかけないことで起こり得るトラブル

以前にヨーロッパの主要空港で手荷物の作業中に空港関係者によってスーツケースの中に入っている荷物が盗まれる事件が多発しました。

鍵がかかっているスーツケースは、鍵をあける手間を厭うことから盗難の抑止力に効果がありました。

 

また、出発空港で預けたスーツケースは到着空港で荷持を受取るまでに何回も運搬カートに積み下ろし作業を受けています。

急ぐ為に乱暴に扱われた場合など、鍵が掛かっていないスーツケースはぶつかる箇所が悪いとフタが開いてしまい荷物が散乱する事故がおきます。

鍵さえ掛けていれば防ぐことができますので忘れずに鍵を掛けましょう。

 

ヨーロッパ旅行ではどんなスーツケースを持っていく?

ヨーロッパの空港は、アメリカのTSAのようなチェック体制はありませんが厳しさは変わりません。

入国審査では職員が何時でもスーツケースを開けて確認できるように鍵を手元に用意しておくことをお勧めします。

入国審査後は治安があまり良くない国もあるので、しっかりとセキュリティ対策のできる鍵が掛かる物を選ぶ必要があります。

また、ヨーロッパ便は飛行距離が長いので荷物の重量制限が厳しい航空会社が多く、軽いものを選ぶことも賢い選び方のポイントの1つです。ヨーロッパ旅行に向けてスーツケースを選ぶポイントを3つ紹介します。

 

鍵のタイプ

ヨーロッパ旅行では、鍵付きのスーツケースが必須です。

鍵を壊されてしまうケースもよくあります。金属製の物で安心するより、ダブルロックを対策をお勧めします。

鍵のタイプは主に3つに分けられますが、どれもセキュリティレベルに差はありません。

重要なのは、スーツケースベルトや後付けの南京錠などで、二重に対策をすることです。

3種類のタイプについて説明します。

 

シリンダーロック

TSA 鍵 シリンダータイプ

 

鍵を鍵穴に差し込み回すことで、施錠・解錠ができるタイプです。わかりやすく使い勝手もよいので、多くのスーツケースに採用されています。

 

ダイヤルロック

TSAロック ダイヤルロックタイプ

自分で決めた暗証番号で、施錠・解錠するタイプです。通常、3ケタか4ケタの数字を使用します。暗証番号がわからないと開けられないので、忘れないように注意しましょう。

 

南京錠 Padlock

TSA南京錠

持ち運びができる小型の錠前。旅行用に限らず色々な用途があり。

手持ちのスーツケースがファスナータイプの場合は追加でダブルロックにもしようできる。

ワイヤーと組み合わせると更に用途が広がる。1つ有ると大変便利です。

 

ダブルロックとは

 

フレームタイプかファスナータイプか

フレームタイプは合金製の金属フレームの強度が高いため、中の荷物をしっかりと保護してくれます。

通常鍵は左右に付き2箇所で施錠している事とナイフなどで切り裂かれるリスクも少ないのでセキュリティ面ではより安心です。

デメリットは、金属フレームによりスーツケースの重量が重い事と強い衝撃がかかるとフレームが歪み蓋が閉まり難くなる点です。また乱暴に投げられるなど強度の衝撃でフタが開いてしまうこともあります。

重量制限の対策としては、荷持預け時にサブバックなどを用意して小分けして機内に持ち込みする方法があります。

 

最近のファスナータイプはシェルにポリカーボネイト樹脂を使いフレームにファスナーを組み合わせた超軽量のスーツケースが主流になり重量が4㎏を切る物が一般的となりました。

スーツケース自体が軽いという点がメリットです。航空会社によっては荷物の重量制限は違いますが、荷物が重すぎると超過料金がかかるので荷物を少しでも軽くしたい場合におすすめです。

デメリットは軽く仕上げているので押せばスーツケース全体がたわみます。荷物を詰めた状態で形態を保つことになるので外からの衝撃が加わると中の荷物に力が伝わります。壊れると困るものは入れない方が良いでしょう。

フレームタイプとファスナータイプ

セキュリティ的にはどちらも大きな違いはありません。一般的にファスナーは弱いのではといわれますが、泥棒に盗もうと狙われたらどちらも同じです。金庫にはなりませんのでご注意を。

構造上フレームが付くと四角に近い形態になりますが、ファスナタイプは卵のように全体の曲面で強度を作りますのでので柔らかいデザインにできます。

好みのデザインで選ぶのが正しいかもしれません。

フレームの違いについてもっと詳しく知りたい時はこちらの記事も参考にして下さい。

ヨーロッパ旅行でのスーツケーストラブルを避けるため必要な事は?

ヨーロッパ旅行でスーツケースのトラブルにあわないために工夫できることがあります。

トラブルを防ぐための方法を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

スーツケースにベルトをする

スーツケース用のベルトをすることは、一番基本的な対策です。メリットを3つにわけて解説します。

スーツケースが開くのを防ぐ

スーツケースにベルトをすることで、スーツケースが開いてしまうことを防げます。

海外では、スーツケースの扱いが乱暴なことも多いです。投げられた衝撃で、鍵をかけていなかったスーツケースが開いてしまい、荷物を紛失するトラブルもあります。

特に荷物を詰め込んでいる場合は開きやすいので、スーツケースのベルトは必須です。

スーツケースの取り違えを防ぐ

飛行機をおりたあと、スーツケースの受け取りは自分自身で行います。

搭乗した便ごとに分かれているターンテーブルから、自分のスーツケースを見つける必要がありますが、このとき起こりやすいのがスーツケースの取り違えです。

自分は間違えないと思っても、他の人があなたのスーツケースを間違えてしまうこともあります。

スーツケースは、似た色・デザインのものが多く、取り違えは珍しいことではありません。

ベルトをつけておけば、遠目からでも自分のものとわかりやすく、取り違えによるトラブルを防ぐことができます。

 

スーツケースの中身の盗難を防ぐ

航空会社にスーツケースを預けている間に、鍵を壊され中身の盗難にあうこともあります。

ベルトをつけることで、スーツケースを開けるための一手間が増え、心理的ハードルをあげる効果があります。

ベルトの効果についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

 

スーツケースに貴重品を入れない

スーツケースに貴重品をいれないことも、トラブルを避ける方法のひとつです

現金・クレジットカードなどを入れる人は少ないですが、ブランド品や、お土産で買った高級品などをつい入れてしまう人は多いです。

また「高いものではない」という理由でカメラをいれておくと、盗難にあった場合、旅の思い出がつまった写真までも失ってしまいます。

さらにヨーロッパでは治安がよくない国も多く「スーツケースそのもの」を盗まれる心配もあります。

大事なものは機内持ち込みにする、現金・クレジットカード・パスポートなどの貴重品はシークレットベルトに入れて身に着けるなど、十分に注意しましょう。

 

スーツケース用ワイヤーを利用する

スーツケースを柱などに結びつけ、スーツケースそのものの盗難を防ぐのがワイヤーロックです。

ヨーロッパの治安に悪いイメージを持つ日本人旅行者は少ないですが、実際にはそこまでよいとはいえません。

狭い店での買い物で少しだけと思い入り口の横に置いておいた、電車で少し離れた荷物置き場に置いておいたなど、一瞬の隙を狙われてスーツケースの持ち去りにあうなどはいつもの事 で決して珍しくありません。

たとえ少しの時間でも、スーツケースから離れる場合はワイヤーロックが有効です。

手のひらサイズの本体にワイヤーが収納されるものもあり、非常にコンパクトです。ひとつ持っておくと安心です。

スーツケースの鍵は常に携帯する

スーツケースの鍵をハンドバッグなどの手荷物に入れていた場合、そのバッグを盗まれるとスーツケースを開けることができなくなります。

スーツケースの鍵は、貴重品と一緒にシークレットベルトなどに入れて常に身につけておきましょう。

 

TSAロックであれば「合鍵で開けてもらえる」と誤解している人もいますが、間違いです。

TSAロックの鍵はTSA職員が特殊なツールで開けられるだけで、職員以外は持てません。

ツアーなどの団体旅行で、TSAロックのスーツケースを持った人が大勢いた場合、同じ鍵番号の人がいれば開く可能性もまれにありますが、期待はできません。

スーツケースの鍵は常に携帯しましょう

 

まとめ

ヨーロッパ旅行でもトランジットでアメリカを経由する可能性があれば、TSAロック付きのスーツケースを持っていきましょう。

TSAロック付きのスーツケースについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

 

また、持っていくスーツケース選びに迷ったら、スーツケースレンタル専門店の利用がおすすめです。アイエルレンタルのレンタルスーツケースなら、TSAロック対応のものやベルト付きのものも揃っています。サイズも豊富で、日数の多いヨーロッパ旅行用にぴったりの大きなサイズのスーツケースもあります。

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旅行の計画を立てたなら、ぜひアイエルレンタルのレンタルスーツケースをご利用ください。

 

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