【サウジアラビア リヤド】イスラム社会の中でもがく一人の少女

石油王国は砂漠の中のオアシス!

イスラム社会で生きる少女の物語【少女は自転車にのってキャスト・アウェイ】の印象的なシーン。

主人公のワジダが暮らすリヤドは砂漠の中にあって、街の外は砂が広がる地平線。
街には砂が風に乗って飛んでくるが、その中にある独特な建物は一際目立っています。
ワジダが自転車の練習などで使っている広い道路は、まさしくサウジアラビアという国を表現する広くて砂にまみれた景色だと言えます。

映画レビュー【少女は自転車にのって】

日本とはまったく違うイスラム教が中心となるサウジアラビア。
そこではコーランの教えは絶対であり、ムスリムの人々にとっては常識なのです。

無神論者が多い日本ではイスラム教が根底にある常識は少しばかり戸惑う事でしょう。
そこに住んでいる人には当然であっても、知らない人には別世界に感じられます。

厳格なイスラム社会で生きる主人公のワジダ(ワアド・ムハンマド)は、他の女の子とは少し違う考えを持っている。

女性は近親者以外には目立たないようにしなければならず、顔と手以外を隠さなければなりません。それに現代的な服装、靴なども目立たないようなモノにしないといけない。

そんな保守的な世界にいるワジダは窮屈な思いをしていて、母親(演:リーム・アブドゥラ)に相談しても意味がない。
ワジダの母親もイスラム社会に囚われていて、特に一夫多妻制で夫の帰りを待っている姿も印象的です。

本作では女性が生きるにはあまりにも制限が多く、自由がほとんどないというサウジアラビアの生活をリアルに魅せてくれています。

監督はサウジアラビア初の女性であり、本作は様々な映画賞を受賞している。
知っているようで知らないサウジアラビアに生きる女性たちの運命。彼女らに与えられた保守的な社会での自由は本当に小さいと分かります。

それは大人の女性に限らず、小さい頃からイスラム社会の常識を叩き込まれている。
主人公のワジダはその中で違和感を持っているが、彼女の小さなワガママすら通らない。

日本を含めた自由な国なら当然の権利であっても、サウジアラビアでは罪深い事になる。
その違いに戸惑う部分があるけど、これが文化の違いだと本作から伝わります。

ですが、最後にワジダが魅せた笑顔こそが、明るい将来を期待させてくれます。

場所の概要【Riyadh:リヤド】


リヤドはサウジアラビアの首都で、アラビア半島中央部のナジュド地方に位置し、中東有数の世界都市である。
石油王国として知られるサウジアラビアの首都として、急激に都市化が進んでおり、砂漠の中でもオアシスのような存在となっています。
サウジアラビア王国建国以前からサウジ王家としてサウード家が本拠地としており、王国の歴史を記す博物館や遺跡が多くあって、世界有数の観光地として高級レストランやショッピングモールがあります。

 

 

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