スーツケースにパソコンを入れて持ち込む
海外旅行に行くときも、国内旅行に行くときも、パソコンなどの家電を機内に持ち込むことは可能です。多くの航空会社では、パソコンなどの精密機器は預け入れ荷物にせずに機内に持ち込むよう推奨しています。それは、万が一破損した場合でも保障の対象外と定められているからです。
特に海外では預けたスーツケースは丁寧に扱われませんから、精密機器は機内に持ち込み、自分でしっかりと管理する必要があります。持ち込みの方法ですが、デスクトップパソコンを持ち込む場面は少ないと思うので、ここではノートパソコンに限定します。
ノートパソコンのサイズは12から13インチから17インチのものがほとんどです。持ち込み可能なスーツケースのサイズが小さい100席未満の飛行機の場合、縦が45cm、横が35cmまでとなっており、17インチのパソコンを入れた場合でもサイズ的には余裕があります。ただし、軽量型のものでも重さはあるため、機内持ち込み用のスーツケースにパソコンを入れてしまうと、合計重量が10キロを超えてしまうということもあるでしょう。そのため、思ったよりスーツケースの中に荷物を入れられません。
スーツケースを機内に持ち込んだ場合、指定の場所に収納する必要があります。基本的に座席の上にある収納棚に載せるか、座席の下に収納できるスペースがあれば座席の下に収納します。
パソコンは衝撃や振動に弱いので、万が一壊れてしまって大切なデータを失うようなことがあれば、困ってしまいます。離着陸時には多少の衝撃があるため、もしもの為にもパソコンはそのままスーツケースの中に入れるのではなく、専用のクッション材に収納しておくようにしましょう。身の回り品を入れたバッグに余裕があれば、はじめからそちらに入れておくのも良いでしょう。
また、より確実にパソコンを保護したいというときにはクッション材に入れてから、更にPC専用のバッグに収納しておくとより安全です。こうした収納バッグは家電量販店でも買うことができますし、Amazonなどの通販でも購入することができます。品物をしっかり保護するためにも手持ちのパソコンにあったサイズのものを使いましょう。バッテリーやコンセントなどの周辺機器は相応の重量がありますのでどうしたらいいか迷う場合もあるでしょう。パソコン専用のバッグには、殆どの場合こうした付属品も収納できる場所が準備されているので、機内持ち込み荷物の合計重量に余裕があれば、そのまま収納して持ち込みましょう。また、飛行機の離着陸時には全ての電子機器の電源を切っておく必要があります。余裕があれば、飛行機に乗る前に電源をしっかりと切っておきましょう。
パソコンをスーツケースとは別に持ち込む場合
1週間程度の旅行の場合は80リットル位の大きいサイズを用意する必要がありますのでスーツケースは預け荷物になります。その場合はパソコンはスーツケース内に入れずに別のパソコン専用バッグや手持ちのバッグに入れて移動するのが安全です。
また、機内持ち込みサイズのスーツケースでも、当日の航空会社の都合により機内持ち込みを断られる場合もあります。その際は、スーツケースは預けなければならないので、パソコンをスーツケースとは別にして機内に持ち込む用意が必要です。
多くの航空会社では機内持ち込み荷物はスーツケースのほかにハンドバッグなどの身の回り品をもう一つ手荷物として持ち込めるとされています。
パソコンやスマートフォン、タブレット、デジカメなどの精密機器は衝撃に弱く壊れやすいため預け入れ荷物には入れず、壊れないように梱包したうえでバッグなどに入れ、手元に置いて管理しましょう。
パソコンは大き目のハンドバッグにクッション材と一緒に入れて機内に持ち込むことも出来ますが、より安全性を高めたい場合には、パソコン専用の収納バッグを利用しましょう。
専用の物になると、内部に固定用のベルトやポケットが付いています。さらにインナーバッグを利用すれば、耐衝撃性は高くなります。また専用のバッグにはポケットが多数ついており、財布などの身の回り品を収納することも出来るので、パソコン専用のバッグにしたことで他の荷物が持ち込めなくなるという心配もありません。
中には、ハンドバッグにノートパソコンを入れて手元に置いておくから、クッション材を使わなくてもよいのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、離着陸時にはハンドバッグ等は手元に置いておくことができません。座席の下へ収納するか、できない場合には上の収納棚に入れるように促されますので、離着陸時に必要以上の衝撃がかかってしまい、壊れてしまう可能性もゼロではないのです。
インナーケースなどのクッション材はAmazonでも安く購入できます。パソコン専用のバッグも、周辺機器が一緒に収納できるものも含めて様々なものが販売されていますので、用途に合ったサイズや仕様のものを探してみましょう。
また、パソコンは飛行機の中でも許可された範囲内で使うことができます。そのため、移動時間で作業をしたいというときにも、やはりスーツケースとは別に持ち込む方が便利でしょう。また、一人旅のときは貴重品の盗難が気になるという場合もあるでしょうが、そんな時は鍵付きの専用バッグを使うとより安全が確保されます。鍵はなくさないようにしっかりと保管する事を忘れずに。
パソコンを機内に持ち込むときの注意点
飛行機に乗り込む場合には、国際線、国内線とともに手荷物の検査があります。保安検査場で手荷物検査を受ける時には、パソコンは予め荷物から取り出してトレーに入れておく必要があります。
手荷物検査と言われれば難しく考えてしまいがちですが、普通のパソコンであればバッテリーなどの周辺機器をつけたままで難なく通過します。コンセントなども同じようにトレーに入れて検査をしてもらいましょう。
飛行機に乗る際は、出発時間の前にチェックインをして、手荷物検査を受けます。その時間は余裕をもって設定されているため、国際線、国内線に関わらずパソコンを取りだすのに手こずった為に、乗り遅れてしまうということはまずありません。
ただ、荷物の奥にパソコンを入れてしまうと取りだすのに手間がかかります。手荷物検査は行列ができるので、パソコンを取りだしにくい場所にいれておくと、別の乗客にも迷惑がかかります。
機内に持ち込む場合には、予め手荷物検査の事を考えて、スーツケースの奥などに入れたままにせずバッグに入れておくか、取りだしやすい場所に予め入れておく必要があります。
パソコンを持ち込む際、本体やバッテリーは重量がありますので、キャスターがついたスーツケースに入れて持ち運びをすると楽だと考えるかもしれません。スーツケースのキャリーバーに固定して出来るようにキャリーサポーターが付いた専用カバンなども多数あります。
ただ、パソコンをキャリーでころころと転がして持ち運びをすると、パソコンに振動による負荷がかかるという話もあるため、あまり衝撃がかからない方法で持ち運ぶ方が良いでしょう。移動の際にはリュックやハンドバッグに入れておいたり、パソコン専用の収納バッグに入れて肩にかけたり、手に持っておくとより安全です。
機内でパソコンを利用したいという場合、航空会社や飛行機によって、座席にコンセントがついていることもあればついていないこともあります。あらかじめ利用する機体にコンセントがあるかどうかを確認しておきましょう。また、コンセントがない場合でも、バッテリーを充電しておけば問題なく使用できます。そのため、出発前にバッテリーをしっかりと充電しておきましょう。
また、国内旅行のときは気にする必要はありませんが、海外旅行の場合には渡航中に必ずパソコンの充電が必要となります。電圧(ボルト)はそのまま海外で使えるものも少なくありませんが、コンセントプラグの形状は国や地域で異なる為、出発前に旅行先で使えるものか確認し、もし使えない場合には変圧器や専用の変換プラグも準備しておきましょう。日本で使用しているプラグ形状はAプラグと言い使用できるのは日本・アメリカ本土・ハワイ・カナダとその他一部の地域に限られます。
海外旅行とパソコンのおすすめのスタイル
旅行に必要なスーツケースも目的により変わるのは当然ですが、パソコンを持っていくと更にパソコンの移動に伴うスタイルが有ることが判りました。
宿泊日数に応じたサイズや機内持ち込みサイズなどを選ぶ時にレンタルを考えて見ては如何でしょうか。
スーツケースと一緒に借りられるオプションでスーツケースベルトや変圧器と変換プラグ等が揃うのも便利です。パソコン収納機能を備えたキャリーも有りますので目的による選択肢もプラスできそうです。
パソコンは機内持ち込みサイズを満たせば持ち込むことができますし、各航空会社では預けて壊れても保障の対象外となっているため、機内への持ち込みを推奨しています。はだみはなさずが基本となります。機内に持ち込んだ時には、到着するまで使わないのか、飛行機の中で書類作成などの作業を行いたいのかを考えておき、それに見合った対策をあらかじめ準備しておきましょう。
海外で必要になる変圧器やプラグセット・ヘアドライヤーもご用意しております。
スーツケースと一緒にレンタルすれば、余計な送料もかからないのでお得に利用頂けます。
海外旅行や出張に、是非ご活用下さい。
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